written by Ryohei Endo

“復活の蔵”から日本を代表する銘酒へ!赤武酒造「赤武」とは?

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おばんですryoです!

お酒好きの自分、友達と楽しみながら美味しいお酒を飲むのが大好きです。大学時代から様々なお酒を味わいました。

今は中々集まることはできませんが、オンラインを使った飲み会も楽しんでいます。

岩手には美味しい食事はもちろん、地ビールからワイン、日本酒までたくさんの美味しいお酒もあります。

その中で今日は、「赤武酒造」の「赤武」について紹介したいと思います。

2011年の東日本大震災で壊滅的な被害を受けましたが復活を果たし、6代目を中心に日々進化する酒造りを行っています。

岩手の地元産原料を使った赤武は、心地良い香りを持ち、口に含むと味に奥深さがありながら、ふわっとフルーティーな清涼感が抜けていきます。

赤武とは?

赤武とは?

赤武」を製造する「赤武酒造」は、明治29年創業の老舗の蔵元で元々岩手県大槌町にあり、地元の方達に愛される「浜娘」という別ブランドを製造していました。

しかし2011年3月11日に東日本大震災で被災し、会社や蔵の施設が壊滅的な被害を受け酒造りができない状態となりました。蔵元の古舘秀峰氏は、代表銘柄「浜娘」を守るべく設備を貸してくれるところを探し回り、手を差し伸べてくれた盛岡市の桜顔酒造の施設を借りて途絶えることなく製造を続けることができました。

その後、様々な援助や苦労を重ねて新しく盛岡市郊外に蔵の建設を始め、2013年夏に完成し復活を果たしました。

その翌年に6代目の龍之介氏が岩手に戻ってきました。龍之介氏は、東京農業大学在籍中に全国きき酒選手権・大学対抗の部で日本一に輝き、卒業後も酒類総合研究所で研修を行なっていました。面識はありませんが、大学の大先輩ですね。

取り引き先から以前の銘柄はインパクトが少ないと指摘を受けており、赤武酒造は新銘柄の製造に着手し、その杜氏に当時22歳の龍之介氏を任命しました。

そして生まれた新銘柄が、酒造名を冠した「赤武」です。1年目に作られた赤武も十分な美味しさを持っていましたが、龍之介氏は満足せず味の向上を目指し進化を進め、まだ若い銘柄でありながらこれまで多くの賞を受賞しています。それに伴い始めは取り扱い店からの不安の声もありましたが、続々と取り扱い店が増えていき首都圏を中心に全国で取り扱われる銘柄へと成長しました。

その成長は今もなお続いています!

赤武のこだわりと味の特徴!

赤武のこだわりと味の特徴!

赤武の基本的なラベルは、兜の絵柄に赤武の文字がローマ字で勇ましく書かれています。デザインにも趣があり、若者や日本酒に興味がない方もアレなんだろっと目を引きます。和のテイストを醸し出す絵柄に、この力強い文字のデザイン自分は大好きです。

こだわりはラベルだけではありません。

一部製品を除き赤部は岩手県産のこだわりの酒米を使用しています。また酒米のこだわりだけでなく、酵母や水も地元岩手県のものを使用しており地元への愛が伝わります。

赤武には多くのバリエーションがあり、それぞれ味に特徴があります。今回は「AKABU 純米大吟醸 吟ぎんが」をいただきました。グラスに注ぐと穏やかで心地良いフルーティーな香りがします。口に含めば爽やかな香りが鼻を抜け、米の旨味がでた深い味わいが広がり、喉越し爽やかに余韻を残しスッーと消えていきます。日本酒が元々好きな方もビギナーの方でも楽しめるクオリティーの高い味わいです。

また料理との相性も良く、日本食だけでなく様々な料理との組み合わせも楽しめそうです。

赤武は情熱、根性、愛情が込められ日々成長を重ねており、今後の進化も益々楽しみです!

赤武はどこで買える?

現在赤武酒造では少人数での酒造りを行なっている為、蔵見学、直接販売は行なっていません。お近くの販売店にて購入して下さい。

赤武酒造近くの特約販売店はこちら↓

  • 坂本商店 岩手県盛岡市駅前通10-4
  • 鍵屋 岩手県盛岡市中ノ橋1-5-25
  • 吟の酒きぶね 岩手県盛岡市本宮1-7-22
  • パルクアベニューカワトク 岩手県盛岡市菜園1-10-1

またオンラインで赤武を販売をしている酒屋さんもありますので、そちらでの購入もできますのでご確認下さい。

ぜひ震災を乗り越え、今も進化を続けている赤武酒造の赤武を飲んでみて下さい!