【一関】清水に咲く可愛らしい白い花!大清水で梅花藻が見頃を迎える!
おばんですryoです!
みなさん清流に生息し、初夏に小さな白い花を水面に咲かせる「梅花藻」をご存知でしょうか?梅花藻は生育条件があり、見れる場所が限られる沈水植物です。
そんな梅花藻が以前紹介した一関市東山「大清水」で見頃を迎えています。
今日は、大清水の梅花藻を紹介していきます!
大清水とは?

岩手県一関市東山町長坂の砂鉄川沿いに轟々と勢いよく透明度の高い水が湧き出す場所があります。それが岩手の名水20選にも選ばれた「大清水」です。かつて出羽三山に詣でる人々は、この水で体を清めてから出向いたとされる霊水でもあります。
湧水量は1日20,000㎥と言われ、勢いよく流れる水の様子を見ればその湧き出る水の多さは明確です。溢れる水は清らかな水の流れを生み出し、側を流れる砂鉄川へと流れ込んでいます。
水の透明度は高くすーっと澄み切り底まで見渡すことができ、周囲の雰囲気と合わさり爽やかで落ち着く場所です。
清水に咲く可愛らしい白い花!梅花藻が見頃を迎える!

そんな大清水で見頃を迎えているのが「梅花藻」です。
まずはじめに梅花藻とは、キンポウゲ科の多年生の沈水植物であり、夏に白い花を咲かせます。流れがある水温が15℃前後で安定した場所に生育し、底質は砂質を好み、水質汚濁に弱いのが特徴です。この特徴から生育地が限られ、種類によっては絶滅危惧種に指定されている貴重な花でもあります。日本国内ですと滋賀県米原市醒ヶ井にある「地蔵川」が名所として有名です。
大清水でもそんな梅花藻が自生しており、今まさに白い花が水面に咲き誇っています。花自体は大きくはないものの、小ぶりで可愛らしい花は周囲の景観とも合わさり、爽やかな雰囲気を楽しませてくれます。透明度の高い水の中を漂う葉の部分もどことなく気持ち良さそうです。

透明度な水に葉の緑、花の白の自然の色が織りなす光景にしばらくぼーっと鑑賞。まだまだ慌ただしい現状ではありますが、その憂いを少し忘れさせてくれるような美しさでした。
例年ですと梅花藻が楽しめるのは1ヶ月程度とのことです。ぜひ興味がある方は、水面に咲く可愛らしい白い花を眺めに行ってみて下さい!
大清水はどこにある?

住所 | 〒029-0302 岩手県一関市東山町長坂里前 |
アクセス | 【車で】一関IC ~ 善龍寺 約30分 |
大清水は、善竜寺から川沿いを少し奥へと進んだ場所にあります。道路沿いからは過ごした隠れた場所になりますが、川沿いを進めばすぐに見つけられると思います。
①清流に生育し、夏に小さな白い花を水面に咲かせる |
②生育条件があり、見れる場所が限られる |
③大清水で見頃を迎え、約1ヶ月程度楽しめる |