【住田町】葉山めがね橋とは?22haの水田を潤し続ける農地かんがい専用水路アーチ橋!
おばんですryoです!
日本全国津々浦々にはユニークな形をした橋があると思います。このBlogでも以前に宮沢賢治氏の童話「銀河鉄道の夜」を連想させる遠野市宮守にある「めがね橋」を紹介しました。
実は岩手県住田町にもめがねのような形をした橋があるんです。今日は約22haの水田を潤し続ける「葉山めがね橋」を紹介します!
葉山めがね橋とは?

気仙川を挟んで両岸に集落を形成する「住田町両向地区」、その左岸、右岸を結ぶ形でかかるコンクリート製のアーチ橋が「葉山めがね橋」です。昭和6年に農地かんがい専用水路橋として完成しました。現在も水路橋としての役割を遺憾なく発揮して約22haの水田を潤し続けています。
また、葉山めがね橋と淡水魚の宝庫として太公望に知られる気仙川、周囲の岩肌が織りなす光景を含め景勝地とされ、人々に親しまれる憩いの場です。
義経北行伝説によれば、この場所は平泉を逃れた義経が一行が逃げ延びた北方ルートにあたり、「弁慶の足跡」や「半官手掛けの松」などの伝説が残されています。
豊かな自然の中に悠然と佇むめがね橋!

豊かな自然の中に悠然と佇む葉山めがね橋、水路橋としての役割も健在で水路には美しい水の流れができています。水源は確認できませんでしたが、山肌から水路が続いていました。流れる水の透明度が高いので、水源がどうなってるのかも気になるところです。

葉山めがね橋の近くにある東屋から気仙川の側まで降りる道があります。下からのアングルもまた見応え抜群です。橋の下は深い淵になってるみたいで、水の透明度が高いこともあってどことなく吸い込まれるような不思議な感じがしました。

岩肌も少し独特な形状をしています。氾濫などもありながら、長い時間をかけて水の流れで削られてできたのでしょうかね。この岩肌もこの場所の雰囲気にアクセントを加えていました。


辺りは豊かな自然に囲まれ、気仙川のせせらぎが聞こえるとても落ち着く場所になっています。夏場に涼みながらリラックスするにも丁度良い場所ですね。
葉山めがね橋はどこにある?
住所 | 岩手県気仙郡住田町上有住葉山64 |
アクセス | 【車で】水沢~葉山めがね橋 約1時間 住田町役場~葉山めがね橋 約15分 |
葉山めがね橋は道路沿いにあるため見つけやすいと思います。車を停める際は1~2台の駐車スペースしかありませんのでご注意下さい
①昭和6年に農地かんがい専用水路橋として完成したコンクリート製のアーチ橋 |
②現在も約22haの水田を潤し続けています |
③辺りは豊かな自然に囲まれ景勝地としても親しまれている |