すずの里にある名泉!北上市「新渡戸観音泉」とは?
おばんですryoです!
GW最終日岩手県はあいにくの天気模様でした。最近外に出にくいからこそ気付けたこともたくさんあります。特に身近にある魅力をより知ることができました。普段気付けないことも、視点や考え方が変われば見えてくるものがありますね。
さて今日は昨日の告知通り岩手の名水20選の中から「新渡戸観音泉」を紹介します。
新渡戸寺境内南側にある杉の大木の下から、こんこんと透き通った名水が湧き出しています。
新渡戸観音泉とは?

岩手県北上市下江釣子にある「新渡戸観音泉」は、岩手名水20選の1つです。
この泉は、当国33ヶ所の内27番礼所である人当山新渡戸寺の十一面観音を祀る境内にあります。新渡戸稲造の祖先ゆかりの新渡戸観音堂の前にあり、杉の大木の下からこんこんと透き通った名水が湧き出しています。
下江釣子の1部は「すずの里」と呼ばれ、70ヶ所あまりの泉から湧水が湧出する土地です。その豊富な水量を利用し、古くからせり栽培が盛んに行われています。この地区で栽培されるせりは「江釣子せり」と呼ばれ、歯切れと香りが良いと評判です。鍋はもちろん、おひたしにしても美味しく召し上がることができます。
新渡戸観音泉は、この地区1番のせり地帯を潤し、出荷時期にはせり洗いにも利用される名水です。水の高い透明度と綺麗さを見れば、その理由は一目瞭然です。
新渡戸観音泉はどこにある?
住所 | 岩手県北上市下江釣子16地割 |
アクセス | 【車で】北上江釣子IC ~ 新渡戸観音泉 約7分 【電車で】北上駅 ~ 江釣子駅 (JR北上線 約7分 徒歩約15分) |
新渡戸観音泉は大きい通りから少し入った場所にあり、道路が狭く駐車場も大きくありませんので車の運転には気を付けて下さい。
すずの里にある名泉!「江釣子せり」の栽培にも利用されている!
杉の大木の下からこんこんと透き通った水が湧き出している新渡戸観音泉、あたりは心地よい静けさに包まれとても落ち着く場所になっています。
桜の木が近くにあり、水面にはゆらゆらと桜の花びらが漂っていました。水面の動きが大きくなく、鏡のように桜の木や青空も反射し綺麗です。空と水面上下に美し光景が広がっていて、見てるだけでも癒されます。


湧出口を見てみるとこんこんと透き通った水が湧き出しています。水量は多いわけではありませんが、静かにさらさらと流れる水も風情があって好きです。

水の中もスッーと透き通っていますね。無色透明という言葉がピッタリです。水草の綺麗な緑色もより引き立って見えます。

こちらは新渡戸観音泉から伸びる水路です。この綺麗な水を利用して、歯切れと香りが良い名物の「江釣子せり」が作られています。鍋にせりを加えると風味が出て美味しいですよね。今度時期になったら、江釣子せりを加えたきりたんぽ鍋作ってみたいと思います。


新渡戸観音泉は他の20選と同様に透き通った水が湧き出すとても落ち着く場所でした。
清々しい雰囲気を味わいに訪れてみてはいかがですか?