written by Ryohei Endo

【盛岡】南昌荘とは?部屋内部まで映り込む庭園の景色!「南昌の間」の絶景を堪能!

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おばんですryoです!

岩手県盛岡市には、130年あまりの間その時々の社会変化を反映してきた貴重な文化遺産が大切に残されています。

今日は「南昌荘」を紹介します。

歴史ある建物や美しい庭園を持ち、「南昌の間」では部屋内部まで庭園の風景が映り込み、その景色は見応え抜群です!

南昌荘とは?

南昌荘とは?

岩手県盛岡市清水町にある「南昌荘」は、盛岡出身の実業家であり「みちのくの鉱山王」とも呼ばれていた「瀬川 安五郎」が明治18年頃に建てた邸宅です。数年かけて作られた庭園も持ち、盛岡の数少ない明治の邸宅・名園として大切に残されています。

南昌荘は、130年あまりの間に所有者が次々と変わり、邸宅としてだけでなく、財界人などの大物を迎える迎賓館としても使用され、その時々の社会変化を反映してきました。岩手出身の宰相「原 敬」も1ヶ月間南昌荘で過ごしています。明治・大正・昭和・平成・令和と過ごしてきた邸宅には、多くの物語が残されているでしょう。

その長い歴史の中で一度大手マンション業者に買収され見事な庭園が無くなりそうになりましたが、それを惜しんだ「盛岡市民生活協同組合」が組合員の共有財産として購入。その後盛岡市民生活共同組合を含む県内6つの生協が合併・合流した「いわて生活協同組合」が引き継ぎ、邸宅・庭園ともに貴重な文化遺産として大切に保存、活用されています。

南昌荘の御座敷は、2007年NHK連続テレビ小説「どんと晴れ」の草笛光子さん演じる大女将のお部屋のモデルになりました。また、映画「3月のライオン」のロケ地にもなっています。

部屋内部まで映り込む庭園の景色!「南昌の間」の絶景を堪能!

そんな歴史ある建物や美しい庭園を持つ南昌荘、この「南昌の間」も人気があります。

南昌の間 南昌の間 南昌の間

南昌の間では、美しい庭園を見渡すことができるのはもちろん、ピカピカの床が鏡のように外の緑を映し幻想的な景色を見せてくれます。この景色は秋に紅葉に変わり、その姿もまた絶景です。

歴史を感じ風情を漂わせる部屋内部まで映り込む庭園の景色、盛岡市中心部にありながら静けさと安らぎをも感じさせるこの景色はぜひ多くの方にご覧になっていただきたい。

南昌荘には、この他にも「3月のライオン」の撮影に使われた部屋や庭園内もみて回ることができます。また、ひなまつりやお茶会、作品の展示会、コンサートなどの催し物が行われる他、結婚式の前撮り、七五三、成人式の撮影にも利用する可能です(詳しくは南昌荘公式HPをご確認ください)。

庭園

南昌荘 基本情報

南昌荘 基本情報
住所 岩手県盛岡市清水町13-46
開館時間 夏期(4/1~11/30) 10:00~17:00
冬季(12/1~3/31) 10:00~16:00
休館日 毎週月曜、火曜日 年末年始(12/26~1/10)
※祝日の月曜日は開館
入園料 大人:300円 子供(小・中学生):150円
※10人以上団体割引あり
アクセス 【車で】盛岡駅~南昌荘 約5分
【バスで】盛岡駅~下の橋町(岩手県交通 約10分)~南昌荘(徒歩 約5分)
駐車場 建物側に10台分あり
南昌荘まとめ
①盛岡出身の実業家「瀬川 安五郎」が明治18年頃に建てた邸宅
②130年あまりの間に所有者が次々と変わり、その時々の社会変化を反映してきた
③歴史ある建物や美しい庭園はもちろん、「南昌の間」の景色も人気が高い