ビスケットを天ぷらに!?西和賀の郷土食「ビスケットの天ぷら」とは?
おばんですryoです!
おやつなどとして子供から大人の方まで食べられているビスケット。自分も小腹が空いた時などに買って食べています。
そんなビスケットの少し変わった食べ方を知っていますか?岩手にはビスケットのびっくりするような食べ方があります。
今日は、西和賀町の郷土食「ビスケットの天ぷら」について紹介します。
ビスケットの天ぷらとは?

西和賀町HPより
「ビスケットの天ぷら」は、岩手県西和賀町の郷土食でその名の通りビスケットを天ぷらにしたおやつです。
食糧が不足していた時代に、貴重だったビスケットに米粉の衣でボリューム加えたのが始まりとされています。
町内の各家庭で作られ、おやつはもちろん農作業の一服や冠婚葬祭での一品として食べられています。
度々テレビなどでも紹介され、今では西和賀町のB級グルメの1つとされています。揚げたてのビスケットの天ぷらは、外はサクサク、中はもちもちの食感、ビスケットのほんのりとした甘さが口の中に広がります。
家庭により衣の配分が異なり、各家庭の味があるのも特徴です。ビスケットの天ぷらは、西和賀町内の道の駅や産直で買うことができます。
ビスケットの天ぷらは、西和賀町の郷土食を代表する一品の1つです
ビスケットの天ぷらに使われるか〜さんケットとは?

そんなビスケットの天ぷらには、「か〜さんケット」が用いられるのが主流となっています。
数あるビスケットの中で、か〜さんケットが1番ビスケットの天ぷらに適してるとされ、昔から使われています。
か〜さんケットは、昭和27年創業のクッキー、ビスケットの専業メーカーであるイトウ製菓の商品です。一般販売されており、スーパーなどで買うことができます。
小麦粉そのものの風味が感じられ、素朴な甘さの昔ながらのビスケットです。もちろん天ぷらにせずそのまま食べることができ、甘さが控え目なこともありもう1枚もう1枚と止まらなくなります。
この甘さが控え目なことが、ビスケットの天ぷらに適しているんですかね?
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【かーさんケット 158g】 イトウ製菓 ひとつ おかし お菓子 おやつ 駄菓子 こども会 イベント パーティ 景品 間食
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ビスケットの天ぷらの作り方!
あっと驚くようなビスケットの天ぷらですが、家庭でも作ることができます。ビスケットの天ぷらの作り方について紹介します。
ビスケットの天ぷら材料(西和賀FAN HPより)
- ビスケット 30枚
- もち米粉 200g
- 小麦粉 200g
- 塩 小さじ1/2
- 砂糖 50g
- 水 200cc
ビスケットの天ぷら作り方
- ボールにもち米粉と小麦粉を合わせる。
- 塩と砂糖を加えて衣に味をつけ、水を少しずつ加えて、ダマがなくなるまで混ぜる。(衣が乾燥している場合は、様子を見て水を加えて調整)
- ビスケットに衣をつけ、180℃の油で揚げます。
- キツネ色になるまで揚げたら、完成です。
ポイントとしてビスケットに衣をつける際、木べらやしゃもじを使って掬い上げると綺麗な仕上がりになります。
また西和賀町内では、ビスケットの天ぷら粉も販売されてより手軽で簡単にビスケットの天ぷらを作ることができます。

ビスケットの天ぷらは、アレンジを加えることもできます。ビスケットでバナナをサンドして揚げれば、トロッとしたバナナが天ぷらの中から出てきます。米粉と小麦粉にホットケーキミックスを加えてみたり、それぞれの分量を変えたりして好みのビスケットの天ぷらを作ることができます。
ぜひ各家庭でも作れる、西和賀町のビスケットの天ぷらを試してみてはいかがでしょうか?