written by Ryohei Endo

岩手県盛岡市「青龍水」とは?歴史情緒漂う鉈屋町にある清水を紹介します!

岩手Blog 盛岡 観光スポット 岩手

おばんですryoです!

今日はとても気温が上がり暑かったですね。自分は暑いのは苦手ではないんですが、湿度が高く息苦しいのがとても苦手。これから梅雨にも入るので、皆さんも体調崩さないように気をつけて下さい。

さて、気分をスッキリさせる為にも今日は平成の名水百選の一つを紹介します。

岩手県盛岡市鉈屋町にある「青龍水」は、藩政時代から人々の生活用水として利用されてきた名水です!

青龍水とは?

青龍水とは?

岩手県の県庁所在地盛岡市の中で歴史情緒漂う街並みが残された鉈屋町。そのクラシカルな街並みの中にあるのが「青龍水」です。路地を一本挟んだ場所にある「大慈清水」と共に「平成の名水百選」に選定されています。

江戸時代は自噴する湧水であり、天保4年に初稿された地誌「盛岡砂子」には、

「了源寺前に有り。夏日は至って冷泉にて、厳冬温かなること湯のごとし。この辺はこの水によって居を保つ」

と記述され、藩政時代から人々の生活用水として利用されてきました。

明治8年に上手にある衹陀寺の湧水池から木管で引水され、衹陀寺に残る青龍伝説に因んで青龍水と名付けられたと言われています。

用水組合による清掃活動と維持修繕活動が行われ美しい景観、水質が保たれており、現在も青龍水は多くの方に利用される名水です。

歴史情緒漂う街並みの中に残る藩政時代から利用されている清水

歴史情緒漂う街並みの中に残る藩政時代から利用されている清水

古くからの街並みが残されている鉈屋町の少し狭い路地に入った場所にある青龍水。衹陀寺の湧水池から木管を通して透明度が高く綺麗な水が引水され、静かな水の流れを作っています。

青龍水は現在でも多くの方に利用されており、自分が行った日も丁度水を汲みに訪れた方がいました。その方曰くここの水でコーヒーを淹れると味が全然違うとのこと。それほど青龍水は高品質な水だということが分かりました。

この青龍水を多くの方が安心して使えるようルールが定められており、木枠で囲われた1段目が飲料水、2段目が米とぎ水、3段目が洗い物、4段目が足洗いと、その段毎に用途が分かれています利用される際はルールを守り、貴重な資源を大切にしていきましょう。

しばらくぼぉーっと眺めながら、かつてこの水を利用しに多くの方が集い、色んな会話が交わされる集いの場だったんだろうなと情景が浮かんできました。青龍水は生活用水として使われるだけでなく、人と人とを繋ぐ場所だったのではないかと勝手に想像を巡らせます。笑 しかし、藩政時代から生活用水として、人々の生活に寄り添ってきたのは確かですね。

そんなことを考えながら、心地良い水の流れを眺めゆったりとした時間の流れを楽しみました。

青龍水はどこにある?

青龍水はどこにある?
住所 岩手県盛岡市鉈屋町
アクセス 【車で】盛岡南IC~青龍水 約15分 盛岡駅~青龍水 約10分
青龍水まとめ
①歴史情緒漂う盛岡市鉈屋町にある清水
②藩政時代から人々の生活用水として利用される
③高品質な水を汲みに多くの方が訪れる