written by Ryohei Endo

【太鼓】「室根創作太鼓の会 鼓」とは? 楽しみながら伝える太鼓の素晴らしさ!

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おばんですryoです!

その始まりは縄文時代まで遡るとも言われる太鼓。かつては音楽としてだけではなく、仲間同士の伝達や神や祖先との対話、儀式などにも使われていたともされています。小気味の良いリズムと迫力ある太鼓の音は人々を魅了し、演奏会のメインとしてはもちろん、祭りやイベントなどでも欠かせない存在です。

一関市室根町にもそんな太鼓で人々を魅了する団体があるのをご存知だろうか⁉︎

今日紹介するのは「室根創作太鼓の会 鼓」です。自分達の納得する音を奏で、自らが楽しむことで太鼓のカッコ良さを伝えています。

「室根創作太鼓の会 鼓」とは?

「室根創作太鼓の会 鼓」とは?

室根町釘子地区にある自前の道場に心地良くも迫力ある太鼓の音が響く。「室根創作太鼓の会 鼓」は、一関市室根町を拠点に活動する太鼓団体です。

地域の祭りや結婚式、敬老会などの祝辞の席、出演依頼を受けたイベントなど幅広い場面で活躍し、その奏でる太鼓の音で人々を魅了しています。陸前高田で開催された「全国太鼓フェスティバル」の出場や「THE BLUE HEARTS」の元ドラムである梶原哲也さんとのコラボ演奏も成功させている。

そんな鼓の始まりは約25年前にプロ和太鼓団体「鼓童」の影響を受けて、鼓童の活動拠点である新潟県佐渡市に太鼓を教わりに行き、そこで教えて貰った楽曲を仲間内で叩き始めたのがキッカケです。そこを原点に研鑽を重ねながら様々な場所での演奏を行い、活動を続けています。

彼らの練習場所である道場は昼夜問わずに太鼓を叩きたいという一心からなんと自前で設立したもの。それに加えて自分達の求めている音が出る太鼓が当初まだなかったため太鼓も自分達の手で作り、壊れても修理して使用しています。驚くことに3尺6寸の大太鼓も自作によるものです

太鼓

自分達の納得する音を奏でるために、練習だけでなく道場や太鼓にもこだわりを持ち、日々その演奏に磨きをかけています。

自分達の納得する音を奏でる! 楽しみながら伝える太鼓のカッコよさ!

自分達の納得する音を奏でる! 楽しみながら伝える太鼓のカッコよさ!

そんな鼓さんの演奏を先日一関で行われた商工フェスタで実際に聞くことができました。

笛の囃子が始まると迫力ある太鼓の音が会場に響き渡り、会場は一気にヒートアップ。小気味の良いリズムが自然と見ている観客を太鼓の調べに乗せていました。その曲毎の特徴に加えて、奏者の動きや顔の表情も変化して目を惹きます。私だけでなく、見ていた観客の皆さんも盛り上がりを見せており、とても楽しまれてたようでした。また、演奏前に少しぐずついた天気も演奏中は晴れ間を見せ、お天道様をも魅了していたのかもしれません。

鼓さんのメンバーはただただ太鼓を叩くのが好きな人達が多いとのこと。もちろん伝統や継承も大事だが、まずは自分達が演奏を楽しんで納得する演奏をすることを目指しています。そこから太鼓の楽しみやカッコ良さを感じて貰い、若い世代にもギターやドラムなどと同様に「太鼓を叩いてみたい!」と思って欲しいとおっしゃっていました。その想いは太鼓から奏でられる音や奏者の表情にも表れています。

演奏 演奏①

中々大変なご時世で各種イベントが軒並み中止になる中で、こうして地元である室根の団体が活躍する姿を見られることは嬉しいことです。様々大変な面もあると思いますが、新しい生活様式の中でも対応して活躍の幅を広げていって欲しいと思います。

見学も可能⁉︎ 一緒に太鼓を楽しもう!

見学も可能⁉︎ 一緒に太鼓を楽しもう!

鼓さんでは演奏のバリエーションを増やすために会員の募集も行なっているそうです!

太鼓を叩いてみたい、最近運動不足で体を動かしたいなどなど少しでも興味がありましたら、見学からでもかまわないそうですので迫力ある演奏を聞きに行ってみてください! (室根創作太鼓の会 鼓 公式Facebook)

自分の方からお繋ぎすることもできますので、自分のSNSからDMなどで気軽に連絡いただければ幸いです。

楽しみながら太鼓を奏でてみてはいかがですか?