厳美渓名物「空飛ぶだんご」‼︎ 「郭公屋」の「かっこうだんご」とは?
おばんですryoです!
日に日に状況が変わる毎日と季節の変わり目で大変な時期ですが、体調など崩さぬようにお気をつけ下さい。
コロナが終息した時の楽しみが少しでも増えるよう、これからもBlogで岩手の魅力を発信していきます!
さて昨日は一関市厳美町の「厳美渓」について紹介しました。
厳美渓についてはこちら⬇️

豊かな自然が悠久の時をかけて作り出した景観美! 一関市「厳美渓」とは?
一関市厳美町にある「厳美渓」について紹介します。厳美渓は、豊かな自然が悠久の時をかけて造り出した神秘的な渓谷が約2kmにわたって続いています。また四季折々の違った景色を楽しむことができます。
そんな厳美渓には、あっと驚くような名物「空飛ぶだんご」があるんです。えっ空飛ぶだんごってどういう事?って普通思いますよね。
今日は「郭公屋」の「かっこうだんご」について紹介します。
郭公屋とは?

厳美渓のど真ん中にある「郭公屋」は、明治40年創業の老舗の団子屋さんです。
郭公屋の名物は何と言っても「空飛ぶだんご」としても有名な「かっこうだんご」です。
かっこうだんごの名前の由来は、創業者の千葉酉吉氏が郭公鳥の物真似が得意で、その泣き声を真似ながら団子を売り歩いたていことからつけられたそうです。
では何故かっこうだんごが空飛ぶだんごと呼ばれているのでしょう?
お店の2階と渓流を挟んで対岸にある東屋にケーブルが引かれています。そのケーブルを使い籠が行ったり来たりして団子を東屋まで届けてくれます。届ける際の団子の入った籠はスピード感があり、まるで飛んでいるような感じがすることから空飛ぶ団子と呼ばれています。
お店に入らず注文でき、そのまま厳美渓の景色を楽しみながら団子を食べることができる1種のエンターテインメントとなり、観光客などを中心に人気があります。
もちろん郭公屋の中で厳美渓を眺めながらかっこうだんごを召し上がることもできますし、お持ち帰りもすることができます。
郭公屋 基本情報

住所 | 〒021-0101 岩手県一関市厳美町滝ノ上211 |
営業時間 | 9:00 ~ 16:00(なくなり次第終了) |
定休日 | 冬季休業(12月 ~ 3月上旬) |
アクセス | 【車で】一関IC ~ 郭公屋 約8分 一ノ関駅 ~ 郭公屋 約20分 平泉 ~ 郭公屋 約15分 |
4月12日からコロナウィルスの影響により、当面空飛ぶだんごと持ち帰りのみの対応となっています。また営業時間は、9:30 ~ 15:00頃となっています。
厳美渓名物「空飛ぶだんご」! だんごが空を飛んでやってくる⁉︎
名物の空飛ぶだんごはどのようにして届くのでしょうか? その買い方を紹介します。
まず東屋側のケーブルに籠がぶら下がっています。この籠には料金を入れる小さい籠が入っていますので、それに1人分の料金(500円)を入れ木槌で板を叩きます。(現在はコロナウィルス対策でお店に向けて大きく手を振ります。)


そうするとお店の方が気付いてくれ、籠がお店の方へと登っていきます。少し待つとかっこうだんごとお茶が入った籠が勢いよく届けられます。

届けられる時の籠のスピードは想像以上に速く、本当に飛んでくるような感じです。籠にはお茶も入っているんですが、溢れることなく届けられるのは職人の技ですね。

かっこうだんごは、みたらし、ごま、あんこの3種類です。かっこうだんごはモチモチとして美味しく、お茶が付いてくるのも嬉しいですね。

そのまま厳美渓の美しい景色を見ながらだんごをいただきます。天気が良い日に外で食べるだんごはいつもより美味しく感じました。景色、だんご、届け方、3つの要素で厳美渓を楽しむことができました。

ぜひ厳美渓に行った際は、郭公屋のかっこうだんごを召し上がってみて下さい!
見て、食べて楽しめる厳美渓の名物です。
先日郭公屋4代目の千葉春夫さんがお亡くなりになりました。心からのご冥福をお祈りします。