written by Ryohei Endo

滝の音が心地良く響く神秘的な空間!大船渡市「不動滝」とは?

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おばんですryoです!

少しずつコロナウィルスも落ち着き始めてきましたね。このまま終息迎え、早く普段通りの日常が戻ることを祈っています。

さて話は変わって、皆さん滝は好きですか?日本には大小様々な滝が多くあり、美しい姿を見せてくれます。滝の周りの空気ってどことなく清々しいですよね。

大船渡市にある「不動滝」は男滝と女滝の2つからなり、岩手名水20選にも選ばれた滝です。周りはスギやトチの大木に囲まれ静かで、滝の流れる音が心地良く響く落ち着ける場所となっています。

不動滝とは?

不動滝とは?

岩手県大船渡市三陸町綾里にある「不動滝」は、右側の男滝、左側の女滝の2つの滝からなります。その2つの滝の間にある岩窟には不動尊が祀られた祠があり、そのことからこの名で親しまれているそうです。

高さ15mから流れ落ちる男滝は、その神秘的な静けさから「白糸の滝」とも呼ばれており、大船渡の海岸沿いの景勝と共に代表的な陸の景勝地となっています。

この一帯はスギやトチの大木に囲まれ、岩肌にはシダ類や苔類が生え、豊かな自然に恵まれています。特にトチの大木が群生している県内でも珍しい場所です。ちなみにトチの実は縄文式文化時代から食料とされ、昔飢饉の時などにも貴重な食料として用いられていました。

滝から流れ落ちる水量は豊富で透明度も高く、古くからこの水は「不老長寿・五穀豊穣」の神水とされています。また昭和64年には「岩手名水20選」にも選ばれた名水です。

辺りは静けさに包まれ、滝の流れる心地良い音が響き渡る落ち着く場所となっています。

不動滝はどこにある?

不動滝はどこにある?
住所 岩手県大船渡市三陸町綾里字熊之入
アクセス 【車で】一関IC ~ 不動滝 約2時間 大船渡・碁石海岸IC ~ 不動滝 約35分
【徒歩で】三陸鉄道リアス線 綾里駅 ~ 不動滝 約30分

不動滝までの道は、道路が狭い場所がありますので運転には十分ご注意下さい。また不動滝入り口付近に駐車場があり、そこから不動滝まで徒歩10分~15分程となっています。

また滑りやすい場所もありますので行かれる際は、歩きやすい靴、服装がオススメです。

滝の音が心地良く響く神秘的な空間!不動滝で日々の喧騒を忘れる。

滝の音が心地良く響く神秘的な空間!不動滝で日々の喧騒を忘れる。

不動滝の入り口には大きな鳥居があり、ここから不動尊への道が続いています。奥に祀られている不動尊は、五大明王の一つで怒りに燃える密教の神です。悪を砕き修行中の煩悩や誘惑を降伏させると言われ、無病息災、家内安全、大漁祈願などを祈願する人が訪れます。鳥居をくぐると何処となく神秘的な空気が迎え入れてくれました。

途中までは道が整備され歩きやすく、流れる渓流や自然の景色を楽しめます。空気もとても澄んでいて、歩いているだけでも清々しい気分をになりました。

参道 渓流

少し歩いていくと見えてくるのが不動滝です。右側にあるのが高さ15mから流れ落ちている男滝、左側にあるのが女滝になります。

男滝は白い糸のように綺麗な水が流れ落ちており「白糸の滝」とも呼ばれる理由が理解できました。轟々と流れ落ちるのではなく、さらさらと心地よい水の調べを奏でています。ただ雨などで水量が増えたら、その名の通り力強い姿を見せてくれそうです。

男滝 男滝2

女滝は男滝に比べるとやや小さめですが水量は多く、岩の下に豊かな水の流れを作っています。流れ落ちる水の姿も何処となく艶っぽく感じました。

女滝 渓流2

不動滝の周辺は豊かな自然に囲まれとても静かな場所です。滝が流れ落ちる心地良い水の音が響き渡り、時折鳥の鳴き声も聞こえます。普段あまり感じることのない自然の音だけが聞こえ、とても落ち着きました。

豊かな自然

帰りに流れる渓流の中を少し拝見。気持ち良いぐらい透き通って綺麗ですねよね。眺めているだけでも気分が良くなってきました。

水の中

不動滝は、普段の生活では味わえない自然本来の音や景色を楽しめる場所でした。ぜひ自然の魅力を感じに訪れてみて下さい!