written by Ryohei Endo

【一関】金山棚田とは? 受け継がれた手作業で守られる日本の原風景!

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おばんですryoです!

先日の記事では日本の原風景を感じられる「山吹棚田」を紹介しました。

今日もそんな日本の原風景を感じられる場所を紹介したいと思います。一関市舞川にある「金山棚田」は、手作業で稲作が行われている棚田です。一時期存続が危ぶまれたものの継承され、美しい日本の原風景が守られています。

金山棚田とは?

金山棚田とは?

一関市舞川地区、以前紹介した日本一あじさい園ともいわれる「みちのくあじさい園」からも近い場所に日本の原風景を継承する場所があるのをご存知ですか?

江戸時代後期に開墾されたといわれる「金山棚田」は、緩やかな山の斜面に小さな田んぼが密集し棚田を形成しています。季節の移ろいや稲の成長に合わせて見える景色が変わり、日本の原風景を感じれる景観美は魅力的です。

金山棚田は畦が狭く農業機械が使えないことから、作業は全て手作業で行っているとのこと。この美しい棚田の景観、そしてお米ができるまでには多くの手間暇がかけられています。

そんな金山棚田ですが、2019年に棚田の所有者の方が高齢を理由に米作りを辞めることにしたことから存続の危機にたたされました。しかし、歴史ある馴染み深い風景が失われることを惜しんだ方が米作りを継承。2020年より新しい米作りが開始され、遊び×農園をテーマとした体験農園を目指し、体験イベントなども行われています。

受け継がれた手作業で守られる日本の原風景!

受け継がれた手作業で守られる日本の原風景!

豊かな自然に囲まれた山の斜面に棚田の美しい風景が広がる金山棚田。先日紹介した「山吹棚田」同様に稲穂がこうべを垂れ実りの時期を迎えていました。いよいよ収穫の時期を迎えていますね。

金山棚田は、小さめな田んぼが集まるように形成される棚田です。それを包むように豊かな自然が広がり、その自然と棚田とが一体となって心が落ち着く優しさを持ったような景色を織りなしています。その光景は日本らしさを象徴した原風景を感じさせ、ゆっくりと眺めていたくなります。棚田は東を向いており、早朝朝日が棚田に差し込むと日中とは違った美しい光景を眺めることができました。

金山棚田は畦が狭いことから機械が入ることができず、手作業での稲作が行われいます。この素晴らしい日本の原風景には、多くの手間暇が注ぎ込まれていることでしょう。そんな方々の努力や思いを想像すると、よりこの風景の大切さや美しさが身に沁みます。美しい風景が当たり前ではないことを実感し、感謝の気持ちで一杯です。

金山棚田 基本情報

金山棚田 基本情報
住所 岩手県一関市舞川字唐ノ子6
アクセス 【車で】一関IC~金山棚田 約25分