written by Ryohei Endo

【一関】紅葉ヶ滝とは? 松川八景の1つ!黒漆色の岩肌を水が雄麗に流れ落ちる名勝!

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おばんですryoです!

朝晩もだんだんと冷え込むようになってきて秋本番を迎え始めた岩手県。みなさん気温差などで体調を崩したりしていないでしょうか?秋は美味しいものがたくさんあるので、一杯食べて英気を養いましょう!

さて平地の紅葉の見頃は大体10月下旬から11月上旬辺り。その頃になると色彩豊かな紅葉に染まる美しい光景を楽しめます。

今日紹介するのは東山町松川にある「紅葉ヶ滝」! 松川八景の一つであるこの滝はその美しさもさることながら、名前の通り秋には色付く草木も楽しめます。

紅葉ヶ滝とは?

紅葉ヶ滝とは?

一関市の2大名勝の一つである東山町「猊鼻渓」から2尺玉を含む役1万発の花火が夜空を彩る「おらが自慢のでっかい花火」で知られる川崎町の間に松川地区という場所があります。以前紹介した樹齢450年前後の杉の巨木が美しい杉並木を形成している「宗松寺」もこの地区です。

そんな松川地区の山間部に水が雄麗に流れ落ちる滝があります。それが「紅葉ヶ滝」です。

紅葉ヶ滝は、みちのくに黄金文化を築いた奥州藤原氏の時代に平泉から宮城県気仙沼市本吉に至る塩の道にあり、枯木峠を行き交う人々が一息つく名所として親しまれていました。

近くにあった紅葉の古木からその名がついたとされており、古くから松川八景の一つとされています。現在その古木は無くなってしまいましたが、静かな山間の中に今もなおその美しい滝の姿を残している。

松川八景の1つ!黒漆色の岩肌を水が雄麗に流れ落ちる名勝!

松川八景の1つ!黒漆色の岩肌を水が雄麗に流れ落ちる名勝!

松川八景の一つである紅葉ヶ滝。落差、滝幅はそこまで大きくなく決して迫力のある滝ではないが、黒漆色の岩肌を水が清らかに流れ落ちる姿は上品な美しさを持っています。辺りは木々に包まれ少し薄暗い中で、滝の流れ落ちる心地良い音を聞きながら自然を感じるにはピッタリの場所です。

紅葉ヶ滝はその名の通り紅葉が綺麗な場所でもあり、「くれないに 水のみどりも染めやらん 紅葉ヶ滝の もみじ散る日は」と詠われています。まだ色付き始めではありますが次第に紅に染まりゆく草木と雄麗な滝を同時に楽しめそうです。

紅葉ヶ滝のある「紅葉ヶ滝公園」はヤグルマソウやミズなどの群生地であり、遊歩道や滝へと続く道が整備されているので静かな場所で滝だけでなく草花を見ながらちょっと散策するにも良い場所となっています。

紅葉ヶ滝 基本情報

紅葉ヶ滝 基本情報
住所 岩手県一関市東山町松川中通25-2
アクセス 【車で】一関IC~紅葉ヶ滝 約35分 猊鼻渓~紅葉ヶ滝 約15分

紅葉ヶ滝に続く道は途中狭い場所もありますのでご注意ください!